みたらし*動脈管開存症の治療開始
ここまでズボラとは自分でも嫌になります…(=_=)
かなりご無沙汰の記事になりました。
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【5/30】②
今回は必要な治療の二つ目『動脈管開存症』のお話です。
人工肺サーファクタントでも書きましたが、お腹の中にいる赤ちゃんの肺はペタンコの状態でまだ「肺」として使っていません。
なので肺へ行くはずの血液を胎児の間だけ肺動脈から大動脈へ直接流す血管があります。それが動脈管です。
赤ちゃんが生まれて肺が使われるようになったら動脈管は自然に閉じていきます。
しかし早産時の場合、生後に動脈管を閉じる準備が整う前に生まれてくる為、開いたままの状態になってしまいます。
そうすると心臓に負担がかかったり、全身の臓器に影響がでたりする可能性がある為治療が必要になります。
治療はまず一週間程薬を投与し血管が閉じるか様子をみていきます。もし閉じない場合は手術が必要になります。
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1500g未満で出生した極低体重児の34%、1000g未満で出生した超低体重児の48%がこの病気を発症するそうです。
極低体重児で生まれたみたらしもしっかり34%の中に入りました。
ただ薬の投与で動脈管が閉じてくれたので、手術はせずに済みました。
医者は最悪の場合まで説明する生物なので手術まで説明をしてくれましたが、薬の投与や投与無しで自然に動脈管が閉じてくれる場合もあるそうです。
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★余談★
薬の投与を続けること一週間が経ち
「みたらしの心臓は…心臓は…」
人がゾンビのようにゲッソリする理由がこの時ばかりは理解できました。
先生と会えて「せんせ…心臓は…」
「あぁ、投与始めて36時間後にちゃんと閉じたよ」
(せんせーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー)
え?え?え?
36時間後ということは、投与して2日目には閉じたの???
え?え?え?
とりあえずおい、一週間分のあたしの心臓返せ
(先生はとても優しい素敵な女医さんです)
次回は『黄疸』についてお話します。
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