みたらし君の団子物語

極低体重児で生まれた息子の成長日記です。

みたらし*肺サーファクタント投与開始

 

【5/30】①

 

主治医からみたらしについて説明をされました。

みたらしに必要な治療は3つありました。

一つ目が『人工肺サーファクタントの投与』です。

お腹の中にいる赤ちゃん実はまだ肺がペタンコなんです。

それはお腹の中にいる間はまだ「呼吸」の必要がないからです。

生まれた瞬間「おぎゃおぎゃ」で初めて空気を吸い込んで肺呼吸がスタートします。

人間の肺は風船のように膨らんでいますが、空気を吸い込んだだけでは肺は風船のように膨らみません。

細かい医学的な説明は私の脳みそがパッパラパー過ぎてうまく説明できないので省きますが、肺は「サーファクタント」という物質のおかげで内側の壁同士がくっつかずに膨らんだ状態を保つことが出来ています。

しかし妊娠9ヶ月に達しない未熟児の肺ではこの「サーファクタント」の産生が十分でない為、肺がうまく膨らまず肺を空気で満たすことが出来ないので、呼吸困難に陥ってしまいます。

その為「人工肺サーファクタント」を投与することで肺が風船のように膨らみ呼吸ができるようになります。

その為みたらしは「人工呼吸器管理」と「人工肺サーファクタントの投与」をしていくことになりました。

 


 

 

★余談★

 赤ちゃんは生まれた後「呼吸」がしっかりできるようにお腹の中で練習しています。

羊水を飲んでは肺の中でためて膨らませて、また吐き出す!!!って動作を繰り返すみたいです。

私はエコーを撮った時たまたまこの状況に遭遇しました。

もちろん羊水なんて見えやしませんよ。エスパーでも不可能でしょうね。

ただみたらしが繰り返ししゃっくりしているんですよ!!!

もちろん大人みたいに横隔膜はけいれんしていません。

飲んで吐き出すがしゃっくりのように見えるんです。

胎児ってお腹の中で頑張っているんですね。

もちろん本人に頑張っている感覚なんてなくて、生理現象なんでしょうが親としては一つ一つの成長に感動してしまいます。

 

次回は『動脈管開存症』についてお話します。

 

 

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