みたらし*黄疸の治療開始
価格:1,791円 |
【5/30】③
今回は必要な治療の三つ目『黄疸』のお話です。
黄疸は正期産で生まれた赤ちゃんでも診断が付くことのあるよく聞く病名だと思います。
黄疸はとっても簡単に言うと「皮膚が黄色くなること」です。この黄色くなる正体はビリルビンと呼ばれる物質です。この物質が血液中に多くあると体が黄色く見えます。
このビリルビンさん、一体どこからやって来るかというと赤血球の中に含まれています。赤血球が壊されるとビリルビンが血液の中に出てくることになります。
本来は肝臓に運ばれて手を加えられ最終的にはうんち💩となって体の外へ出ていきます。しかし、早産で生まれたみたらしは肝機能が未熟でビリルビンを上手に分解、処理することが出来ません。そうすると、ビリルビンはまた再吸収されて血液に戻ってします。
そのビリルビンを分解する為に必要な治療が光線治療です。
NICUでは光線治療をしている保育器がいくつもありましたが、きっと病院・産院の構造によっては、よその赤ちゃんがこの治療をしているのが見える病棟もあるのではないでしょうか。
ちなみに私も友達が出産し、病院へお見舞いに行ったとき赤ちゃんは新生児室で光線治療を受けていて、それが普通に通路から見える場所にありました。
以上がみたらしに必要な治療達になります。
肺サーファクタントと動脈管開存症については初めて聞く病名だったので、ビビりの私にとっては今すぐ命に係わる病気と連想してしまいましたが、両方とも適切な診断と治療で治ります。
(肺サーファクタントと動脈管開存症の記事はこちらです)
↓↓↓
もちろん同じ病気でも経過が異なる場合があるので「絶対治るぜ(^_-)-☆」なんて調子に乗ったことは一切言えませんが、今の早産時に対する医療はすごいですってことだけは言えます!
次回はみたらしの入院に伴い、家族それぞれ始まった試練についてちょっと脱線話を書きたいと思います。
特に興味ない方は成長記録までお団子頬張ってお待ち頂けるとありがたいです。
ポチして頂けるとみたらし1万本分の幸せを感じます。
↓↓↓
|
みたらし*動脈管開存症の治療開始
ここまでズボラとは自分でも嫌になります…(=_=)
かなりご無沙汰の記事になりました。
|
【5/30】②
今回は必要な治療の二つ目『動脈管開存症』のお話です。
人工肺サーファクタントでも書きましたが、お腹の中にいる赤ちゃんの肺はペタンコの状態でまだ「肺」として使っていません。
なので肺へ行くはずの血液を胎児の間だけ肺動脈から大動脈へ直接流す血管があります。それが動脈管です。
赤ちゃんが生まれて肺が使われるようになったら動脈管は自然に閉じていきます。
しかし早産時の場合、生後に動脈管を閉じる準備が整う前に生まれてくる為、開いたままの状態になってしまいます。
そうすると心臓に負担がかかったり、全身の臓器に影響がでたりする可能性がある為治療が必要になります。
治療はまず一週間程薬を投与し血管が閉じるか様子をみていきます。もし閉じない場合は手術が必要になります。
|
1500g未満で出生した極低体重児の34%、1000g未満で出生した超低体重児の48%がこの病気を発症するそうです。
極低体重児で生まれたみたらしもしっかり34%の中に入りました。
ただ薬の投与で動脈管が閉じてくれたので、手術はせずに済みました。
医者は最悪の場合まで説明する生物なので手術まで説明をしてくれましたが、薬の投与や投与無しで自然に動脈管が閉じてくれる場合もあるそうです。
|
★余談★
薬の投与を続けること一週間が経ち
「みたらしの心臓は…心臓は…」
人がゾンビのようにゲッソリする理由がこの時ばかりは理解できました。
先生と会えて「せんせ…心臓は…」
「あぁ、投与始めて36時間後にちゃんと閉じたよ」
(せんせーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー)
え?え?え?
36時間後ということは、投与して2日目には閉じたの???
え?え?え?
とりあえずおい、一週間分のあたしの心臓返せ
(先生はとても優しい素敵な女医さんです)
次回は『黄疸』についてお話します。
ポチして頂けるとみたらし1万本分の幸せを感じます。
↓↓↓
|
みたらし*肺サーファクタント投与開始
【5/30】①
主治医からみたらしについて説明をされました。
みたらしに必要な治療は3つありました。
一つ目が『人工肺サーファクタントの投与』です。
お腹の中にいる赤ちゃん実はまだ肺がペタンコなんです。
それはお腹の中にいる間はまだ「呼吸」の必要がないからです。
生まれた瞬間「おぎゃおぎゃ」で初めて空気を吸い込んで肺呼吸がスタートします。
人間の肺は風船のように膨らんでいますが、空気を吸い込んだだけでは肺は風船のように膨らみません。
細かい医学的な説明は私の脳みそがパッパラパー過ぎてうまく説明できないので省きますが、肺は「サーファクタント」という物質のおかげで内側の壁同士がくっつかずに膨らんだ状態を保つことが出来ています。
しかし妊娠9ヶ月に達しない未熟児の肺ではこの「サーファクタント」の産生が十分でない為、肺がうまく膨らまず肺を空気で満たすことが出来ないので、呼吸困難に陥ってしまいます。
その為「人工肺サーファクタント」を投与することで肺が風船のように膨らみ呼吸ができるようになります。
その為みたらしは「人工呼吸器管理」と「人工肺サーファクタントの投与」をしていくことになりました。
|
★余談★
赤ちゃんは生まれた後「呼吸」がしっかりできるようにお腹の中で練習しています。
羊水を飲んでは肺の中でためて膨らませて、また吐き出す!!!って動作を繰り返すみたいです。
私はエコーを撮った時たまたまこの状況に遭遇しました。
もちろん羊水なんて見えやしませんよ。エスパーでも不可能でしょうね。
ただみたらしが繰り返ししゃっくりしているんですよ!!!
もちろん大人みたいに横隔膜はけいれんしていません。
飲んで吐き出すがしゃっくりのように見えるんです。
胎児ってお腹の中で頑張っているんですね。
もちろん本人に頑張っている感覚なんてなくて、生理現象なんでしょうが親としては一つ一つの成長に感動してしまいます。
次回は『動脈管開存症』についてお話します。
ポチして頂けるとみたらし1万本分の幸せを感じます。
↓↓↓
|
みたらし誕生
【5/29】
28週1日でみたらしは誕生しました。
当時の出産模様まで書いてしまうととんでもない文量になるので、ひとまずみたらしが保育器に入った所からのお話です。
みたらしは身長36.5㎝、体重1154gで生まれました。
元々切迫早産で1ヶ月以上入院をしていて、一日でも長く、1グラムでも増えるように、少しでも臓器が成長するように、守り続ける日々でした。
しかしとうとう守り切れず、陣痛が来てしまった、生まれてしまった、生んだ直後は自分自身を殺してやりたい、地獄に落ちろ糞ババア!と思うほど自分が憎くてしかたがありませんでした。
すぐにはみたらしに会わせてもらえず、母体の状態が落ち着く6時間は安静にと言われました。
正直身体はかなりしんどかったですが、会わせてくれと看護師に訴え続け3時間程でNICUへ連れて行ってもらえました。
みたらしはあおむけに寝て、両手を胸の上にのせ、スヤスヤと眠っていました。
今写真を見返すと痛々しくて仕方がないですが、29年間生きてきて
「あぁ、マリア様、本当に天使はいるんですね、ネロとパトラッシュはこの天使に導かれて天へ召されたのですね」←(世代じゃなくて合ってるか不安)
そう感じるくらい可愛くてまぶしくて仕方がありませんでした。
身体は女性の両手に収まるくらい、頭も女性の握り拳程しかありませんでした。
口には肺と胃それぞれにチューブが入り、足には2つの点滴が刺されていました。
みたらしの詳しい状態は次の日に主治医から話を受けることになりました。
ポチして頂けるとみたらし1万本分の幸せを感じます。
↓↓↓
|
初日記
ずっとずっと書きたいなと思いながら、日々の子育てとズボラな性格が脳内で毎日エレクトリカルパレード状態だったので中々とっかからず。
やっと始めてみました。
私の息子は28週1日で生まれた極低体重児です。
現在は1歳半、修正月齢1歳3ヶ月になり毎日元気に過ごしています。
そんな息子みたらしの成長日記です。
ふ~ん、へぇ~(´-ω-`)
と、鼻くそでもほじりながら気楽に見て頂けると嬉しいです。
ポチして頂けるとみたらし1万本分の幸せを感じます。
↓↓↓
|